有限会社臼杵工業

突撃ライターがずばり社長に聞いた！どんな会社？

• 初心者を一人前の職人に育てるノウハウ

  「夏と冬では鉄の膨張率が異なるので、その伸び縮みも計算しながら、図面通りにぴったりブロックを取り付けていく必要があります。職人の豊富な知識や経験が大事になってくるんです」。臼杵工業が果たす役割の重要性について、衛藤社長はそう話します。
  　そう考えると、未経験で働くことは難しいのかーー。そんな心配も浮かんできますが、決してそうではないようです。「現在、社員は30人ほどいますが、ほとんどの人が未経験からスタートしました」と衛藤社長。　
  　初心者でも、時間をかけて少しずつ体に技術を染み込ませていけば、一流の職人になれるのです。衛藤社長は、「未経験からでもできる仕事。うちにはベテラン社員が多くいるので、1から丁寧に教えていきます。初心者を一人前の職人に育てるノウハウがあります」と力を込めます。
  

• 家族のような社員、アットホームな職場

  そんな臼杵工業は約50年にわたってこの地に根を張り、臼杵の造船業を支えてきました。現在45歳（2021年11月現在）の衛藤社長も、新卒直後の3年間のサラリーマン生活を除けば、造船一筋の人生です。「もちろん多少の山・谷はありますが、安定しているところが造船業の強みではないでしょうか。造船所は大分だけでもたくさんありますし、全国に広げればもっとです。技術さえ身につけられれば、仮に会社が変わってもいろんな場所で働けます」
  　もちろん、すぐに一人前になれるような楽な仕事ではありません。でも、それはきっとどんな仕事でも同じ。だからこそ、「少しでも楽しくやれるといいですよね」と衛藤社長。「考えてみれば、社員とは家族よりも長い時間を過ごしています。そういう意味では、家族に近い存在なんですよね。社員にアットホームな雰囲気を感じてもらうために、居心地のいい職場にしようと心がけていますよ」

• 習得した技術は、かけがえのない財産

  そんな社員思いの衛藤社長ですが、目指すは100年企業だそう。「仕事は生活の基盤です。それがしっかりしていないと、社員本人も家族も安心して暮らせないはずです。社員が安心して働ける会社として、もう50年続けられるようにがんばりたいですね」
  　そして、若い人を中心に新入社員の加入も大歓迎の様子。「造船所の仕事は見慣れず、想像つかないという話をよく聞くんです。ただ、技術を身につければ、大きな財産になります。まさに手に職をつけられる仕事です。ぜひ安心して飛び込んできてほしいですね」と力強く語ってくれました。