大成工業株式会社

大分・臼杵市

製造業

重要な油圧系統の配管も任される信頼、
県最大級の溶接工場は驚くほどクリーン

どんなお仕事？

社員60名の大規溶接工場では、造船のパイプ溶接（エンジンや油圧系統など重要な部分）、ステンレスパイプ溶接が主な仕事。また、門型クレーンなど陸上の部材製作も行なっている。臼杵造船所だけでなく、県外の今治造船や海外の造船所からもオーダーが来る。

突撃ライターがずばり社長に聞いた！どんな会社？

レントゲン検査も通過する精度を誇る最大級の溶接工場

この工場内だけではなく他のグループ企業もあわせて総勢200名という県内随一の溶接工場。それが大成工業です。創業から30年、溶接大手ならではのしっかりした人材育成への取り組みが伺えます。「仕事は大きくいうと組み立て・溶接です」と話してくれたのは三浦専務。まだアラフォーの若さです。大分県内最大級の溶接工場では、国内外の造船所から圧倒的に信頼され船の心臓とも言えるエンジン周りや油圧・荷役管の溶接を主に手掛けている。
船のエンジン周りの配管は何千人の仕事に影響する

「ウチが扱っているのは造船のパイプ溶接の中でもエンジンや油圧周りなので、仕上げ後の検査も厳密で、漏れがないか抜き打ちレントゲン検査も行われています。重要な部分なだけに、出荷前に未然に不良品を防ぐためです。造船は一つのモノを造るのにものすごい延べ人数が関わっている仕事ですから責任重大。だから、技術を伝えるというよりは、教え込むという形で人に育ってもらおうと考えています」
同世代のリーダーに教わる

職人が口伝で見て覚える時代から移り変わっているとはっきり言います。「今後、将来を見越して10人ほど採用したいと計画しています。同期がいると心強いですよね。まったくの初心者でもまず工場で溶接の基礎を学んでもらい、資格取得後グループで、職場長ではなくて同じ立場の先輩にリーダーになってもらい、教わるようにしてもらいます。立場が近い人が自分の経験からわかるように伝えるほうが、わかりやすいですからね」溶接の職務自体は目の前のことをコツコツやる一人作業。でも、一番大事にしているのは「みんなで一緒にモノを造る意識」だとか。休憩時間に立場関係なく和気あいあいと話せる、そんな職場のようです。

社員Aさんの1日

07:30	07:45	08:00	10:00	12:00	15:00	17:00	17:30	18:00
出社	朝礼と準備	仕事開始	小休憩	お昼休憩	小休憩	仕事終了	翌日の準備をして帰社	帰宅

社員が本音で語ります!ここに仕事のやりがい、あります

ミリ以下の違いが勘でわかるようになる

「技術が身につく、というと自分にはようわからんのですが、毎日溶接と向き合っていたら、ミリ以下の仕上げの違いがわかるようになりました。そうすると仕事が面白くなります。今度は新しく入って来る人が身につけられるよう、分かりやすい言葉で伝えていきたいですね」（30代男性）
レントゲン検査合格した瞬間ホッ

「漏れやゆがみが船全体に大きく影響してしまう部分のパイプを作っているので、納品前の検査は厳重なんですよ。レントゲンでは肉眼で見えない割れや歪みが見えるので、合格するとホッとします。でも達成感はハンパないです」（30代男性）
自分で計画できる

「図面をもらって、納期を聞いて、自分で『何日で仕上げよう』と計画します。そのとおりにできたときの達成感は、ほんと誇らしいです。一つの船にはいろんな会社が関わっているから、納期は絶対。大きなモノづくりにかかわってるんだなとわくわくします」（30代男性）
休日はお神楽で地元とつながる

「もともと大分市内の出身なんですが、この会社は残業もあまりないし、休日もきっちり休めるので、先輩に誘われてお神楽をやるようになりました。大分県は伝統芸能のお神楽が盛んですごく楽しいんですよ。他にもこの工場には草野球やったり釣り行ったりするグループがいます」（30代男性）
お花見がすごい　　

「この工場は山の中ですが、ウチの会社は他にもグループ企業がありなかなか顔を合わさないんだけど、年に一度の花見には従業員と家族、関係企業など数百人規模で集まります。こんなに大勢が関わる仕事なんだ、と思うと、ジンときますね」（30代男性）
こんな人にピッタリの仕事です
- 資格を取りたい人
- 若くて元気のある人
- 地元にしっかり根付いたゆとりのある生活を送りたい人
- 元球児（草野球チームがあります）
- 大きなモノ作りに興味がある
- 女性、男性ともに集中力のある人